シンプルなリースに、畑で雪に埋もれかけていた、今年最後のガガイモの種サヤを。
ガガイモは、ツルが他の植物に巻いてからまり、畑では厄介者の雑草。ツルは細いのですが、力強く、夏場はそれを切るとドロっとした白いつゆが出て、触れるとかぶれたりします。
種サヤは時間が経つと弾けて、中から真っ白な、ものすごい数の綿毛が飛び出ます。
風にのってどこまででも飛んでいくので、屋内の飾りには不向きかもしれません、
綿毛を出してからの方が無難です。(しかも燃えやすいのでキャンドルの周りは火の用心!ですね)
そういえは、この綿毛で針刺しを作ると、針がさびないと昔祖母から聞いたことがありました。
今年はこんなデコレーションをして楽しんでいます。
冷え込みが厳しくなってきたので、そろそろこのブルー系のリースは戸外に飾って、
天然のツララをオーナメントにぶらさげたいな・・・と思っています。
リースに飾りつけたのは、もうひとつ。
昔、絵柄がとても気に入って買った北欧スウェーデンのクリスマス切手。
(SVERIGE JULPOST 1987)
(ドライフラワーショップで、麦のパニエと)
シンプルな絵は、素朴なスウェーデンの田舎の伝統的な冬至祭(ユール)の様子が描かれています。
ネイビー色で寒々しい冬の中にも、ロウソクのともしびや、茜空の空(太陽が昇らない極夜、ポーラーナイト?)、微笑み溢れる白い吐息が、家族のあたたかみをほんわりと浮き出している、
田舎育ちの自分にも通じるところがあり、あこがれでもあるヒトコマです。
右端の切手は「トムテ」。
スウェーデンの農家や仕事場などに住んでいて、
そのおうちを見守っているという小人。家人が振る舞ったミルク粥と。
真ん中のは、「ユール・ネック」。この名前とならわし、実は最近知りました。
クリスマスに、ユールネックと呼ばれる、麦の穂束を外に立てて小鳥にごちそうをふるまう習慣が北欧の各地にあるようです。
厳しい真冬の時期、えさの少ない小鳥たちのために・・・なのだそうです。
ということを知ったからには、やらずにはいられなくなり、
うちで収穫したドライフラワーのカラス麦で穂束をつくり、
園内に立てていた巣箱のすぐ傍の木に結わえてみました。
この巣箱は15年くらい前に設置したものの、野鳥が実用したことは、2・3回あったかなかったかです。
麦をついばみに、小鳥が来てくれるといいなぁ、と思っています。
小さい巣箱だから、ミソサザイにちょうどいいサイズ。
でも、やっぱりカラスの方が早いかもしれないですね…(カラス麦ですし)。
ユールについて色々と調べていたら、
とりあえずブッシュドノエルが食べたくなってきました。
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切手の額縁に使ったミニミニフレームは、某100円ショップで購入したもの。アンティークな風合いで、色々使えそうです。
波多野エクスバレーガーデン
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